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いぬねここうそう【登録タグ：い】 「犬猫抗争」とは、ブレイクアウトの犬派と猫派がその派閥拡大のために行った貼紙抗争のことである。 目次 概要 コメントログ 概要 事の発端 ハルバードの魔法剣士・アニフィスカ（c01979） 2010年03月14日 00時 ベンテンさんって犬っぽいですよね… 大剣のスカイランナー・ベンテン（c01195） 2010年03月14日 00時 Σなん…だと…？＜犬っぽい 大鎌の魔獣戦士・カルラ（c05026） 2010年03月14日 00時 確かに猫というより可愛い子犬という感じだよね。＞ベンテン ハルバードの魔法剣士・アニフィスカ（c01979） 2010年03月14日 00時 なんというか、行動とか反応が犬っぽいですよね？ 太刀の群竜士・ムルガ（c04715） 2010年03月14日 00時 犬みたいーーーっ 大剣のスカイランナー・ベンテン（c01195） 2010年03月14日 00時 ありがとう！…気持ちわかる…表情ＩＣそろえたいし全身図もほしい…ぐぬぬ＞リトマ // そ、そんなに犬みたいなの！？意外…（新しい発見だ…！） っと、いしゅだむ！ 大鎌の魔獣戦士・カルラ（c05026） 2010年03月14日 00時 イラストの為に文章を考えていると時を忘れるよね。//オレは、豹みたいな存在に憧れるな。うん。猫系？ 大鎌の魔曲使い・リトマ（c04195） 2010年03月14日 00時 クンネとイシュはこんばんは。／お星様が降ってくることを祈るしかないね。＞ベンテン／豹か……かっこいいね。私も猫がいいです。にゃー。＞カルラ 大鎌のデモニスタ・イシュタル（c05076） 2010年03月14日 00時 豹、ね。確かにカルラはどちらかと言えば猫っぽいかも。 犬猫抗争 ハルバードの魔法剣士・アニフィスカ（c01979） 2010年03月14日 00時 にゃ～？ 大剣のスカイランナー・ベンテン（c01195） 2010年03月14日 00時 わんわん！…い、犬派の数が少ない！（「犬派急募」と書いた紙をそのへんにぺたし） ハルバードの魔法剣士・アニフィスカ（c01979） 2010年03月14日 00時 （「猫派大絶賛募集中」と書いた紙を隣に張ってみる） 大剣のスカイランナー・ベンテン（c01195） 2010年03月14日 00時 （「猫派は定員により〆切ました」と書いた紙を……そ、そんな卑怯な事できない！＞＜） 大鎌の魔曲使い・リトマ（c04195） 2010年03月14日 01時 とことん野生児だね。ワイルド。＞アマラ／（「今なら特製ネコミミプレゼント！」と書き足してみる）＞猫派 大鎌の魔獣戦士・カルラ（c05026） 2010年03月14日 01時 アマラが人食い熊退治してたよね。＞ベンテン//ちょっと人数少ないのもかわいそうだね。（犬紙に「今なら柔らか肉球プレゼント！！」と書き足してみる） 大剣のスカイランナー・ベンテン（c01195） 2010年03月14日 01時 それだ！熊を食べちゃうやつもあったよね…熊、くいもん…（ぐるぐる） 柔らか肉球！これなら犬派にも人が集まる！カルラないすアイディア！（イシュにぽむられつつ喜びの指ぐ！） ハルバードの魔法剣士・アニフィスカ（c01979） 2010年03月14日 01時 （「もれなく猫パンチプレゼント」と書いた紙を追加） また、この犬猫抗争が繰り広げられる中、タイムリーなことに酒場に同様の抗争を止めるという依頼が舞い込んでいた。 ・猫派と犬派の千日戦争 初回登録：イシュタル（c05076） 最終更新：イシュタル（c05076） ページの最上部へ コメントログ 編集用ノートとしてお使い下さい。 キャラ名（ID） コメント
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＼ ＼ ヽ |ノ || / ＼ ＼ ／ 丶 ､ | ￣￣ || ─ ､ ／ ヽ ──＼ ヽ | ／ ,, -─- ､＿＿ ヽ ＼／ ＿/ ＿ `マ／￣＼ ／ ／ , イ ／ l ／ /._l｡ll｡l‐- ､ 〉-ﾆﾆヽ＿／｀ll￣ ＼ ／ ￣￣￣￣ヽ＿ヽ. l||l _ / / ﾏニﾆ| ll ／ ﾑ /ヽ ┌‐''〈 ￣ ｀丶､ ,ｨｸﾆ/ゝゝ l / ,ｲニ/ ll ／ ／ /l ＼ ７''''┬"￣ﾏニﾑ ヽ／￣＼／ニ／ ／ゝ _r≦ l ./ l ＼l l `ﾏニム ll/ヽ /ヽl-､ l＿ ／ /￣l. l /｀l |l l丶､ l γ´￣｀ヽヽ } / ll ヽ ／ /l l＿＿l /ヽl |ヽ ﾏ､ ｀＞ｰ l,-‐-､ｨ l l／ゝ__ノゝ 7 l l＿／二／ l |‐ヽ l lｰ─〉 l{◎ノ /´,ｨニニム､￣/ l／ γ⌒ヽ. l |＿ヽl l / ./l ｀ヽー-イ,ｲｸ' `マム-/ヽ ヽ ＿ ゝ__ ノ￣ヽl | ヽl￣丶/ l _ ｲｸ' ﾏﾑ l /ﾆ=- ヽ || l. | γ ヽ/ ｀丶l ｨ| |ｰ|ﾆ| lニlヽl／ ヽ || / |￣弋ノ｀丶､/-=ﾆ二|_|-ﾏﾑ ∧ ノ-/／ l - ○ ￣ l. ! || l `マﾆ/ ∧ ／─ ､ _l .ll l ! || l ／ / ∧ 〉 / ヽ/ ／l/l. ! , ‐ ､, イl { ｀ー ´ ／ l ／ / ＿/／l ∨ゝ_ノ |l ＼ ＿＿ -‐ ￣ l / /￣ ／ ／ ∨ ﾏﾑ ／｀丶､ ﾏニﾆﾆ/ |l／ ／ ／ ∨ ﾏﾑヽ＿ ', ﾏﾆﾆ/ _r≦_, イ, イ ∨-‐''弋 ｀ヽ゛ ﾏﾆ/ ￣ ＼ ＼ ＼ ﾏ/ ×─────────────────────────────────────── 【名前】サクリファイス 【タイプ】ゴースト/エスパー 【特性】マジックミラー… 相手の「変化技」を反射する。 【もちもの】 【技x5：シャドーボール、サイコブレイク、ゆうたいりだつ、おきみやげ、まもる】 こうげき：Ｄ ぼうぎょ：Ｂ 「ゆうたいりだつ」… 特殊/霊/70/100/単体/×/「とんぼ」技 とくこう：Ｂ+ とくぼう：Ｃ すばやさ：Ｂ 【ポテンシャル】 『エースキラーα』… 『エース』に与えるダメージを強化（1.5倍）する。 『エース』の「防/特防」の上昇（強化）を無視する。 『固有種』… 「サクリファイス」種がこの個体だけのため『オールドタイプ』を無効化する。 『洗脳眼の捕食』… 相手を倒した時、自身の体力を1/3回復する。 『洗脳眼の摂取』… 自身の『捕食』発動時、中確率で相手の能力上昇を奪取する。 『洗脳眼の邪眼』… 敵陣にデータ解析済みの相手がいる時、相手の全能力値を低下（0.85倍）させる。 『ミレニアムアイ』… 『契約の特権』が付与されている時、ＰＴに参加している限りトレーナーの「能力」が１ランク上がる。 『対の先』… 相手の「すばやさ」の種族値が自分と同ランクの時、中確率で自身の技の優先度を+1する。 『対虫回避』… 敵陣に「虫」ポケモンがいる時、相手の「虫」技の命中率を低下（0.85倍）させる。 『対虫耐性』… 敵陣に「虫」ポケモンがいる時、相手の「虫」技のダメージを緩和（0.67倍）する。 『対虫迫撃』… 敵陣に「虫」ポケモンがいる時、低確率で自身の技のダメージが２倍になる。 『戦闘続行』… 低確率で相手の技のダメージを自身の行動後に持ち越す。 『アンブッシュ』… 相手の『エース』が場に出た時、相手が場に出て最初に繰り出す技の優先度を「-1」に変更する。 『契約の特権（霊）』… 相手の「霊」技のダメージを半減する。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz 『呪われた千年の瞳』… サクリファイス専用ポテンシャル。 相手のデータを解析した時、２Ｔの間相手を「くろいまなざし」状態にする。 この効果は自身が場に居なくても発動する。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz 技について 名前 分類 タイプ 威力 命中率 範囲 接触 備考 シャドーボール 特殊 ゴースト 80(120) 100 単体 × 追加効果として、20%の確率で「とくぼう」を1段階下げる。 サイコブレイク 特殊 エスパー 100(150) 100 単体 × 相手のとくぼうではなく、ぼうぎょでダメージ計算をする。 ゆうたいりだつ 特殊 ゴースト 70(105) 100 単体 × 「とんぼ」技 おきみやげ 変化 悪 --- 100 単体 × 自分を「ひんし」状態にし、相手の「こうげき」と「とくこう」を2段階下げる。 まもる 変化 ノーマル --- --- 自分 × 優先度+4 そのターンの間、相手の技を受けない。連続で使うと失敗しやすくなる。 タイプ相性 ばつぐん(4倍) ゴースト 悪 ばつぐん(2倍) なし いまひとつ(1/2) 毒 エスパー いまひとつ(1/4) なし こうかなし(---) ノーマル 格闘 【備考】 初登場：２６スレ目 83 ペガサス・Ｊ・クロフォードの手持ちとして登場。 戻る
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サクリファイス パック：呪いの闇間 64631466 儀式・効果モンスター 星１/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0 相手モンスター１体を指定してこのカードに装備する。 （この効果は１ターンに１度しか使用できず、 同時に装備できるモンスターは１体のみ） このカードの攻撃力・守備力は装備したモンスターの数値になる。 戦闘によってこのカードが破壊される場合、 かわりに装備したモンスターが破壊され、 超過した戦闘ダメージは相手プレイヤーも受ける。
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《サクリファイス()/Sacrifice》 年齢 不明 性別 ♀ 好きな事 不明 嫌いな事 不明 能力 両手を物に変化させる程度の能力 紫色のメイド服を着ている。髪の色は濃い紫色。頭に白のレースカチューシャを付けている。瞳の色は朱色。 相手の名前には必ず様を付ける。本人曰く、これは礼儀だそうだ。 新時代機関の第二部隊【ツァンドラー】に所属。 しかしプロフェッサー・Dと共にリナ達に襲いかかるが、魔導師ルカリオに風の剣で刺され、現在意識不明状態。 メルビウスとレインドの様子を陰から見ていたが、突然倒れる。なんと正体は人間ではなく人形だったそうだ。その後、リナに薇を巻いて貰い、再び目覚めることが出来た。 BGCOLOR(silver) 関連ページ 新時代機関 第二部隊【ツァンドラー】 関連画像 キャラクター紹介へ戻る｜キャラクター紹介 【ゲスト】へ戻る
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サクリファイス パック：トゥーン・リベンジ・闇属性パック２・魔法使い族パック１ 64631466 儀式・効果モンスター 星１/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0 相手モンスター１体を指定してこのカードに装備する。 （この効果は１ターンに１度しか使用できず、 同時に装備できるモンスターは１体のみ） このカードの攻撃力・守備力は装備したモンスターの数値になる。 戦闘によってこのカードが破壊される場合、 かわりに装備したモンスターが破壊され、 超過した戦闘ダメージは相手プレイヤーも受ける。
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誘拐と人食い 15 『ソニー･ビーン一家』討伐の戦闘部隊と連絡が取れず、子供達を引き込むために動く交通標識も反応が無い ピーター単独では子供達を倒せない以上、もう一つの目的となったポーラの救出のために動くしかない 事前に調査してあった居住空間の配置を頭の中で確認しつつ、彼女を閉じ込めておけそうな場所を目指して慎重に進む 最も危険である家長の『ソニー･ビーン』が居ないものの、戦闘能力の低いピーターには危険である事には変わりない 厨房の近くにある食料庫 どこから運び込んだのか不思議なほどの数の冷蔵庫が並ぶ奥に、廃材を組み上げて作られた檻があった 「……っ……ぁ……」 薄暗い牢の奥から漏れてくる声は、苦行に耐える息苦しさと快楽に悶える甘ったるさの混じったもの 『インヴィジブル･ピンク･ユニコーン』を取り込む事を狙っていた以上、彼女の純潔は無事であると想定されていたのだが 相手がそれを諦めた場合や、既に彼女が折れてしまっていた場合はその限りではない ピーターが踏み込んだそこには、既に虚ろな目付きでぐったりとしたポーラの姿 その身体に纏わり付き舌を這わせている子供達に抵抗できずに、くちゅくちゅという水音に合わせて身体を震わせていた 「……ポーラ」 その傍らに座り込み、周りの子供達の認識を偽装する 色々なものを漏らしながら動かないポーラを子供達の中から引き摺りだし、ふやけた肌を撫でて抱き締める 「サロリアス達が上手くやってくれれば、『ソニー･ビーン』は倒される。そうすれば後は簡単に片付けられるから」 ピーターの耳元で、ポーラが何か囁いた 「どうしたの、ポーラ」 僅かに力が戻ったその手が、床に転がっていたものを握り 「ポー、ラ？」 ぐらり、と ピーターの身体が傾き 腹部を貫いた人骨製のナイフを見ながら、どさりとその身体を横たえるピーターの姿を 濁り澱んだ瞳で見詰め 小さく 小さく呟いた 「まい、ふぁーざー……そにー・びーん」 ――― 拳銃のものとは思えない速度で鳴り響く銃声と、同じ速度で響く金属音 絶え間なく叩きつけられる鉛弾の雨を、事もなさげに片端からナイフで弾き落としていく『ソニー･ビーン』 「ジジイ、俺は足止めで手一杯だ！ 手前ぇが何とかしろ！」 「言ったじゃろ、儂は自衛だけじゃ」 『ソニー･ビーン』からは視線を外さずに、老人は杖を構えている 「捕まえちゃえばどうにかなるかな？」 弾丸の雨の左右から、流れ弾を気にした様子もなく『交通標識のモデル』の影と本体が迫る 鈍重な動きとはいえ、行動範囲が制限されていれば避ける事は難しい そう判断しての行動だったのだが 「馬鹿野郎っ、罠だ！」 「あれ？」 組み付こうとした巨体を煙が流れるように避けたかと思うと、本体の腕を掴んで降り注ぐ弾丸への盾とする 「あばばばばばばばばばばばばばばばば！？」 痛みもダメージも無いのだが、衝撃はもろに受けて奇妙な声を上げる『交通標識のモデル』 その衝撃で本体の思考が止まったのか、影の巨体も動きを止め 「死なないものなんてあるわけが無いのだよ。貴様の場合は、ここか？」 影の巨体を掻い潜り、その発生源である中空に浮かぶ交通標識に肉薄し 「ちっ！」 盾にされたままの『交通標識のモデル』が、初めて飄々とした顔を崩して舌打ちする 意思を持っているかのように飛び上がり、ナイフの一閃を避けたものの 交通標識の図柄の、男の腕の部分を切り裂かれ 影の巨体と本体の腕がぼとりと落ちる 「やば、弱点バレ」 続け様に鳴り響いた銃声が、交通標識に向かっていた『ソニー･ビーン』に横合いから降り注ぐ 「ちゃった、って待って待って！？ あれ撃たれたら僕もまずいから！」 「知った事か、死にたくなきゃ自分の身は自分で守れ」 交通標識を影の巨体で必死に庇い、『ソニー･ビーン』の間合いから逃れる『交通標識のモデル』 「君、僕らに対して容赦無さ過ぎじゃない！？ 今は協力してるんだからさ！」 「協力してなかったら、斬られるのを待ってから撃ってたに決まってんだろうが」 物騒なやりとりも意に介さず、『ソニー･ビーン』がぐんと一歩を踏み出そうとしたその瞬間 「……っ！」 天井近くに発生した巨大な雷球が、踏み出したであろう場所目掛けて叩きつけられ爆散した 轟音と共にコンクリートの床が砕け散り、空気が焼け焦げ衝撃が部屋全体を大きく揺るがした その一撃に大きく間合いを取り、攻撃の元であろう存在を睨み付ける『ソニー･ビーン』 「げ、あのタイミングで避けよるか……めんどっちい奴じゃのう」 ぱりぱりと雷光を弾けさせる杖を手に、うんざりとした顔をする老人 「そんな手があるんだったら最初っからやれ」 「味方がごちゃごちゃしとる状態で撃ったら誤射るわい。本来は超長距離射撃で使うもんを、思い切り出力絞っとるんじゃぞ」 そう言って老人は、二人にあっけらかんと言い放つ 「儂が危なくなったら全員まとめて吹っ飛ばすからよろしく」 「ジジイ、手前ぇ……」 「僕が同じ能力あったらやるけどさぁ、そりゃないよ」 「まあ、そうならんように手を打つんじゃがな」 つい先程の爆音を合図にしたかのように、キッチンと隣室を隔てていた頑丈そうな扉が開き 「いくぞ、まぐろ」 「あいあいさー♪」 ミサイルのような勢いで飛び出したまぐろが、キッチンの端にいた『ソニー･ビーン』に肉薄する 「お前ら、何でここにいる」 「そこの爺さんに誘われました、バイト代はずむからと」 こんな危険な場にバイト感覚で来るな そう言い掛けたものの、自分は過去に命の危険があるアルバイトを斡旋した事もあり言葉を飲み込むしかなかった その戦力が素直にありがたい事もあったのだが 「そーれっ！」 まぐろが振り上げた腕を叩きつける その一撃はキッチンのステンレス台をひしゃげさせ、真っ二つに叩き割った 「腕力馬鹿か」 「むー、まぐろはバカじゃないもん！」 振り下ろした勢いで床についた手が、コンクリート製の床を砕きながら跳ね上がる 「バカって言う方がバカなんだよー！」 壁を背にした『ソニー･ビーン』が、身を捻ってその一撃を避け まぐろの腕はそのままコンクリートの壁を抉り、勢いでその身体を浮かせる 「隙だらけだろう、馬鹿めが」 両手のナイフを一閃、まぐろの胴体目掛けて叩き込む だがまぐろの身体は空中に浮いた状態から、更に上へと跳ね上がる 「なんだと？」 まぐろの振り上げた腕はそのまま天井に達しており 建材をぶち抜いた指で天井を掴み、その身を無理矢理引き上げたのだ 「ばーかばーか」 天井に張り付いてんべっと舌を出すまぐろに、やや苛ついた表情を浮かべる『ソニー･ビーン』 サロリアスの放つ鉛弾を弾き散らしながら、壁を蹴って瞬時に天井まで跳び 「鬱陶しい、消えろ」 「うや？」 鋭利な切断面を晒し、まぐろの腕がぽろりと落ち 続けて腹部が真横に切り裂かれ、臓物を撒き散らしながら下半身が落ちる そしてその首にもぴしりと傷が走り、天井を掴んだ片腕とそれに繋がる上半身を残して床に転がった 「次はどいつだ？」 床に降り立ち、転がるまぐろの頭をぐりと踏みつける『ソニー･ビーン』 「踏むなー」 「なに？」 天井から降りてきた胴体がすぐさま下半身を引き寄せて、何事も無かったかのように結合する 『ソニー･ビーン』の足の下にあった頭部もまた、跳ね上がるように引き寄せられて元あった位置に綺麗に収まっていた その身体には傷一つ無く、攻撃を受けた痕跡は片袖なしのヘソ出しルックになったまぐろの服装だけであった 「むー、まさるに買ってもらった服なのにー」 「頑丈だな、あいつは」 「元が轢死体らしいですから肉片単位でバラバラになっても平気だそうです」 まぐろのダメージにさしたる反応をしなかった大が、呆れたような様子のサロリアスに語る 「ただ斬る殴るだけの相手なら、まぐろは絶対に負けませんよ」 「面倒な輩を次々と！」 近接で一撃必殺の破壊力を持つまぐろの攻撃は、サロリアスの弾丸のように弾き逸らす事も出来ない 『交通標識のモデル』が生み出す影の巨体のように動きが鈍重なわけでもない 「さっきも言ったんじゃがな」 辛うじて逃げ回る『ソニー･ビーン』に、老人が勝負はついたと言わんばかりに座り込みながら語る 「戦いは相性じゃて。まー子供連中の始末は教育上よろしくないと思うて控えさせといたせいで、出さんでもいい被害が出たのは反省点じゃがの」 「確かに厄介だが、この程度の雑魚に私が殺されるとでも」 そう言い掛けた時 『ソニー･ビーン』の視界が手のひらで覆われたかと思うと、闇に閉ざされた 「な、にっ！？」 引き戻してはいなかったまぐろの片腕が、その腕力で跳ね飛ぶ速度で『ソニー･ビーン』の眼前に迫り、その眼球を奪い取ったのだ 「視界を奪った程度でいい気になるなっ！」 彼の殺人術は視覚だけに頼るものではない 月明かりも無い闇夜でも正確に獲物を追い詰めるために、聴覚や嗅覚、空気の流れを感じ取る触覚を使い平常時と何ら変わる事なく戦える だが 突然、身体に異変が起きた 打撃を受けた感覚は全く無かったにも関わらず、突然その鼻から鮮血が溢れ出したのだ その異変で一瞬だけ足が止まった、その時 「しゃーぼんだーまーとーんーだー♪」 においも空気の流れも遮断され、聴覚すらもどこかぼんやりと鈍い状態に陥る 視覚の失われた『ソニー･ビーン』には把握できていなかったが、その全身は巨大なシャボン玉に覆われていた 「まあ自衛とかもあるだろうから、そのうち戦いも経験しなきゃいけないんだろうけど。あんまり小さいうちから無茶させないで欲しいなぁ」 チョコレートをもりもりと咀嚼し飲み込んでから、老人に向かってぼやく恰幅の良い男 そしてその隣で『シャボン玉』の歌を歌い続ける少女 鋭いナイフの一閃も、人体を易々と圧し折る打撃も、柔らかいシャボン玉に阻まれてしまい何処にも届かない 「貴様ら……何をした！」 「さて？ 手の内をばらしても良い事は無いからね」 そう言ってまた大きく一口、チョコレートを齧る男 「これで動きは封じれたけど、どうするんだい？ この能力だけで片付けるには、天井が邪魔なんだけど」 「解除はできるのか？」 「歌を止めれば、その瞬間に」 「そうか」 そう呟くとサロリアスは、『交通標識のモデル』に目配せをする 「都市伝説使いが荒いねぇ……僕、腕取れちゃってるんだけど」 「腕の良い板金屋ぐらいは紹介してやる」 「僕を何だと思ってるのかな」 「人攫いのアルミ板だろうが」 言い合いながらも『交通標識のモデル』はすぐに動く 標識から伸びた影が膨れ上がり、シャボン玉を更に包み込むように広がっていく 「子供に見せるには味が悪い、お前らは向こうで休んでろ」 「大した事はしてないけどね。それじゃあ仕事は果たしたみたいだし、行こうか」 「はーい」 少女が歌を止めると、シャボン玉は本来の儚い強度を取り戻しぱちんと弾け その外側を完全に覆い尽くしていた交通標識の影が『ソニー･ビーン』の身体を締め上げる 「俺は、見届けておきたいんですが」 動けない『ソニー･ビーン』に銃を向けるサロリアスに、大がそう告げるが 「止めで手を汚すには、お前らはまだ若い。汚れ役は大人の仕事だ」 サロリアスはまぐろの手から、二つの眼球をひょいと取り上げる 「あっちの兄ちゃんがチョコレートを山程持ってるぞ。分けて貰ってこい」 「え、チョコレート？ わーい！」 「あ、ちょっと待て、まぐろ」 隣室へと引き上げる『チョコレートを食べ過ぎると鼻血が出る』の契約者と『しゃぼん玉の歌』の契約者を追ってまぐろが駆け出し、なし崩し的に大もまたそれを追う 「美味しいとこ取りだねぇ」 「茶化すな。ガキの頃から責任背負わせると面倒な育ち方しやがる」 「随分と優しいね。あれ君の息子か何か？」 「あんなでけぇガキをこさえる暇なんかあるか馬鹿野郎」 「いやー、今回の一件のキーワードって『親子』とか『家族』かなーって思ってさ。さっきの歌ってた女の子、あれが僕の娘だよ。大きくなったなぁ」 「こと家族愛に関しちゃ、こいつより先にお前が死んだ方が良いだろうな」 「うーん、それは真っ平御免。てかまあ今更のこのこ親っぽい事するつもりも無いけどね。良い保護者つかまえたみたいだしね」 「俺が出会う『親』ってのはろくなのがいねぇな」 サロリアスは手にした眼球を無造作に床に落とすと、火のついた煙草を消すかのように踏み躙り 交通標識の影の隙間に銃口を捻り込ませると、十数発の弾丸を『ソニー･ビーン』の脳天に叩き込む かくして静かに静かに様々な町を蝕み人を喰らい続けてきた殺人一家の家長は、ここに存在を潰えさせたのだった ――― 無線機が通信を告げる雑音を鳴らす 《いやー、てこずったけどこっちは片付いたよ？ 後は残党狩りだけだし、そっちが上手くいってるなら当初の水攻めで片付きそうだね》 ヘッドセットから聞こえる気楽な声に、床に転がったままピーターは何も応えない 《おーい、聞こえてるー？ もしかして何かあった？ おーい、おーい》 その傍らに座り込み、ピーターの手を握ったまま動かないポーラ 何度も呼び掛けてくる声を無視し、手に取った無線のチャンネルを切り替えて、ぽつりと呟いた 「うおっしゃー、ごー」 そのチャンネルは、地上で待機していたピーターが集めた『組織』の人員への連絡用のもの 万が一の時、もしくは残敵掃討のために水流で下水道内のものを全て水没させ押し流す、当初の作戦のための人員 そしてその合図は、作戦の実行を告げるためのもの それだけを告げるとポーラは無線の電源を切り ピーターの身体を抱き起こし、ぎゅっと抱きついた 「―――」 ポーラが何かを呟いたが それは、響き渡る濁流の音に掻き消され、誰にも届く事は無かった 前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ
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サクリファイス パック：ネバー・ギブアップ・チェッカー・フラッグ 64631466 儀式・効果モンスター 星１/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0 相手モンスター１体を指定してこのカードに装備する。 （この効果は１ターンに１度しか使用できず、 同時に装備できるモンスターは１体のみ） このカードの攻撃力・守備力は装備したモンスターの数値になる。 戦闘によってこのカードが破壊される場合、 かわりに装備したモンスターが破壊され、 超過した戦闘ダメージは相手プレイヤーも受ける。
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概要 《サンダー・ドラゴン》と〔スリカエ〕、サーチカードなどでデッキ圧縮＆手札アドバンテージを取りつつ、《サクリファイス》を召喚するデッキ。素の攻撃力は低い。 デッキ構成例 メインデッキ：20枚 カード名 枚数 備考 《サクリファイス》 2枚 《ソニックバード》 3枚 《センジュ・ゴッド》 3枚 《クリボール》 2枚 《サンダー・ドラゴン》 3枚 《イリュージョンの儀式》 2枚 《エネミーコントローラー》 2枚 その他好きなカード3枚 推奨スキル 〔スリカエ〕 戦術 《サンダー・ドラゴン》効果発動で2枚に増やし、その内1枚を〔スリカエ〕でデッキに戻し1枚交換、残った《サンダー・ドラゴン》効果発動で1枚持ってくる。《ソニックバード》《センジュ・ゴッド》でカードサーチ。両方ともにデッキ圧縮＆手札アドが優秀。速攻で《サクリファイス》を召喚していこう。 関連ページ 【サンドラサクリメタ】
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《サクリファイス/Relinquished》 儀式・効果モンスター 星１/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0 相手モンスター１体を指定してこのカードに装備する。 （この効果は１ターンに１度しか使用できず、 同時に装備できるモンスターは１体のみ） このカードの攻撃力・守備力は装備したモンスターの数値になる。 戦闘によってこのカードが破壊される場合、 かわりに装備したモンスターが破壊され、 超過した戦闘ダメージは相手プレイヤーも受ける。 関連カード 《イリュージョンの儀式》? 《奈落との契約》? 《サウザンド・アイズ・サクリファイス》 《Ｄ－ＨＥＲＯ Ｂｌｏｏ－Ｄ》? 《スーパービークロイド－ステルス・ユニオン》? 《カイザー・サクリファイス》? 《サクリファイス・ソード》? 《サクリファイス・ロータス》? 《バイロード・サクリファイス》? 収録パック等 BEGINNER S EDITION 1? BE1-JP015 Super DUELIST LEGACY Volume.1? DL1-018 Ultra,Parallel Magic Ruler －魔法の支配者－ MR-29 Ultra,Parallel STRUCTURE DECK－ペガサス・Ｊ・クロフォード編－ PE-22 FAQ Ｑ：起動効果にチェーン《月の書》?をされ《サクリファイス》がセット状態になった場合、どう処理しますか？ Ａ：｢《サクリファイス》は装備対象として不適切｣となり、対象に指定されたモンスターは墓地に送られます。 その際はモンスターカードゾーンから直接墓地に行きます。 Ｑ：この効果でモンスターを装備する場合、コントロールを得ますか？ Ａ：はい。コントロールを得て、自分の魔法・罠ゾーン 魔法＆罠カードゾーンに置きます。 Ｑ：この効果で装備したモンスターの効果は適用されますか？ Ａ：いいえ。装備カード扱いになったモンスターの効果は失われます。ただし、フィールドから墓地へ送られた時に発動する効果は適用されます。 Ｑ：上記のように儀式モンスターで唯一「～により降臨」と書かれていないということは、通常召喚も可能なのですか？ Ａ：いいえ。儀式モンスターの為、《イリュージョンの儀式》?、《奈落との契約》?などが必要です。 Ｑ：《アポピスの化神》?を吸収した場合、ステータスはアップしますか？ Ａ：はい。攻撃力1600/守備力1800を得ます。 Ｑ：トークンを吸収した場合、どうなりますか？ Ａ：そのトークンを装備カード化します。トークンの数値分攻撃力･守備力がアップします。 なお、装備魔法扱いになったトークンは《非常食》?のコストにすることができません。 Ｑ：装備したモンスターが破壊され、超過ダメージが相手にも与えられたとき、そのダメージは戦闘ダメージですか？ Ａ：カードの効果によるダメージです。 Ｑ：相手フィールド上のセット状態のモンスターを装備したとき、そのカードの内容を確認できますか？ Ａ：自分フィールド上のセットカードの内容確認は基本的にいつでも可能です。 装備カードとして奪ったモンスターは自分フィールド上の魔法＆罠カードゾーンに置かれるため装備後確認することが可能です。
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名前：サクリファイス 編：コスモ 種類：召喚獣 属性：無属性 サブ属性：なし パワー：なし 能力：自分のホールにある召を1体 属性を無視して場に出すことができる （出す時はこのカードを裏にして召をその上に重ねて出す このカードは回復不能） ホールに召が無かった場合このカードは裏になる（この効力の実行は対戦中に1回のみ） 番号：1064 無属性の召喚獣。 これ自身はパワーを持たないただの無属性召喚獣だが、 その能力は、ホールから好きな召喚獣を復活させることができるというもの。 これまでのリバースカードは、属性やパワーを指定して場に出すものであったが、 これはそれらの制限をすべて無視してホールから召喚獣を1体自由に選んで復活でき、強力。 弱点を挙げるならば、ホールが肥えていないと真価を発揮できない点。最序盤は手札で手持ち無沙汰になりがち。 またこの能力は対戦中に1回のみの実行なので、一度使ったあとブイブイなどで手札に戻ってきた時は、 効果もパワーもない無属性召喚獣になってしまう。しかしこれらは難癖に等しいものであり、気にするほどのことではない。 力の時代と剛力革命はパワーを指定しているために復活できない召喚獣もいる。 これはそれらのカードも復活させることができる点でも非常に優秀。 どんなデッキにも採用できる、コスモデッキの必須級カードの扱いとなっている。 召喚獣ゆえの弱点として、先行ガードを受けてしまう点にだけは気を付けたい。 グラッチスには注意。左右を開けていると餌食になってしまう。 ホールのSP封じを、リバースカードと同じように先行ガード下でも出す、といった間違いに注意。 サクリファイス自体が一度場に表で出ないとならないため、一度先行ガードされた状態で裏出しし、 あとでガードを解除して表にすれば、問題なく能力を使用できる。 SP勝負の時に、ガードを解除して表になった時でも、能力を使用できる。 遭遇することは少ないだろうが、オールマンは天敵とも言える。 また先出しされたALLブロッカーは厄介な存在である。 リバースカードではないため、リバース返しやルーティーのガードは受けない。 竜召喚の壺が無属性になり、竜以外も復活できるようになった、とも見ることができる。 メトロ編では、まったく同じ能力のいけにえの魔物が登場。 月の章の超レア。当然、シングルカードの価格も相当なものになる。